2011年3月31日木曜日

かぼちゃのマリネ


今の時期、店頭に並ぶ南瓜は外国産の物がほとんどです。そんな中、たまたま鹿児島産の南瓜を見かけました。でもやはり、日本では今の季節の南瓜はホックリしておらず、ちょっと柔らかくて水っぽい。煮物には向かず、シンプルに食べるのも素材そのものの力が弱いので・・・さてどうしよう?

そこで、スパイスとマスタードを少し効かせたマリネ液に、焼いた南瓜を漬けてみました。その旬の野菜の性格を知り、ちょっと野菜の声に耳を傾けてあげると、美味しく頂けますね。

2011年3月29日火曜日

開花宣言


ここの所、何となく体調が優れず何もやる気がおきず、家にこもりがちな日々でした。昨日、高校の時からお世話になっている整体の先生にその事を話すと・・・「ここ数日、来る人みんながそう言うんだよ」と笑っておられました。先生曰く、震災後の余震・計画停電・原発の心配などの非日常に、心身がが知らず知らずのうちにストレスを感じてくる頃とか。私の体も気付かぬうちに相当硬直していたようで、バリバリでした。

先生は「不謹慎」という言葉に縛られず、笑顔で普通に生きなさいとアドバイスしてくれました。笑ったり、遊んだり、飲んだり・・・震災後まったくそういう気持ちになれず、皆が控え目に生活してきました。でも被災者の方々の生活が、震災前の状態に戻るまでには相当の時間を要します。それまで「控え目」を続けるのか?という話です。

被害の少なかった人達は、徐々に「普通」に戻ってストレスを解放し、少しずつ皆の心が明るく「開花」してくれればよいなと思いました。写真はつぼみが膨らんできた桜です!

2011年3月25日金曜日

4月からの教室予定


震災から早2週間、皆様色々な思いでお過ごしかと思います。テレビの報道、計画停電、いつもより薄暗く商品により品薄なお店など、非日常的状況は心配や不安をもたらすかもしれません。でも相変わらず太陽は昇り、日は沈む。私も心配したり傷ついたり不安になったりしましたが、しっかりと地に足をつけて仕事や家事をして生きていかねばと気持ちを切り替えました。被災者の方達が、仕事や買い物などの経済活動ができない分、ここにいる私達が日常を取り戻して、普段どおりのことをするのが日本を元気にしていくのだと思います。

4月からの教室もどうしようか考えておりましたが、やっぱりがんばります。皆さんがワクワクする様な、不安や心配が吹き飛んで笑顔になるレシピを作ってお待ちしております!写真は「ハレの日ごはん」の柑橘おいなりさんです♪

●○1dayベジタリアン料理教室「ハレの日のごはん」○●
4月21日(木)10:30~13:30 大宮生活館 <定員6名(2名より催行)>
※東武野田線「北大宮」駅下車徒歩1分。駐車場なし。

・柑橘おいなりさん
果汁入り煮汁で短時間仕上げ。ジューシーな甘さなのにくどくない♪
・菜ばなのかわり白和え
京都で食べたちょっとかわった白和えを再現
・春野菜とくずきりのチャプチェ
ただの韓国風炒めではありません!ひと手間あってこその美味しさ☆
・よもぎと甘酒のプリン
春の味を感じてみませんか?
・春のお吸い物つき
※仕入れ状況により野菜に変更がある場合がございます。御了承下さい。

●○ヘルシースイーツ教室「水きりヨーグルトでヘルシースイーツ」○● 
国産小麦粉・国産鶏種卵・菜種油・てんさい糖・豆乳といった素材を中心に、クリームチーズやマスカルポーネチーズの代わりに水切りヨーグルトを活用し、ヘルシーかつ満足できるスイーツを作ります。
4月29日(金・祝)
5月1日(日)
5月6日(金)
10:30~13:30 大宮生活館 <定員4名(2名より催行)>
※計画停電により日時に変更が出る場合がございます。ご了承下さい。

・ベークドチーズケーキ
ナッツ風味のお手軽タルトを敷き込みます。クリームチーズ風味の本格派。
・ティラミス風ドルチェ
手軽な材料で作れて、胃に重くないのが嬉しい♪
・軽めのワンプレートランチ(予定)
豆乳リゾット・春キャベツの柑橘サラダ・新じゃがとブラックソルト
・ベークドチーズケーキお土産つき(お1人様約1ピース)
※ティラミス風ドルチェはデモストレーションが中心となります

【参加費】 1回4000円
※キャンセル料は5日前~前日は半額、当日キャンセルは全額頂いております。
※キャンセルに関する取り決めはこちら☆をご覧下さい。

【持ち物】エプロン、三角巾、ふきん(2枚)、筆記用具

【お申し込み方法】
syunsaikoubou.kurumi@gmail.comまで以下の内容でメールをお願いいたします。
①参加希望日②お名前③メールアドレス④電話番号(1番連絡の取りやすい番号)
※申し込み順でお席を用意いたします。申し込頂いて3日以内にお返事するようにいたします。定員に達し次第、締め切りとさせて頂きますのでご了承ください。

たくさんの方とおいしい時間を過ごせる事を心よりお待ち申し上げております。

2011年3月23日水曜日

クイック中華そば


ここで言う「中華そば」はラーメンではなく、「中華風のお蕎麦」。一週間前、買占めが問題になっていた時、スーパーでカップ麺の棚は空なのに乾麺の棚には在庫がありました。カップ麺はお湯を注ぐだけで確かに手軽ですが、家族全員の何食分かを保管するにはかさばり過ぎます。

このクイック中華そばは、出汁いらずでお鍋1つで出来てしまいます。うどんやそうめんで代用すると、茹でた時に茹で汁に流れ出る塩分がちょっと強いので、茹で汁をそのままスープとして利用するのは蕎麦に限りますのでご注意を!

【材料】1人分
乾蕎麦・・・80gくらい

(A)
醤油・・・大さじ1~
ごま油・・・小さじ1
すりおろし生姜・・・1/2片分

自然塩・・・適量
乾燥岩のり、すりごまなどお好みのトッピング

①蕎麦を鍋で時間通り茹でる。
②丼にAを入れる。茹で上がったら茹で汁を丼に注ぎ、薄いようなら塩で味を整える。
③水気をきった蕎麦を入れ、お好みのトッピングをのせる。
※辛いのがお好みの方は、ごま油とラー油をブレンドするor豆板醤を入れてもgood

トッピングは即席麺を意識したので、包丁を使わないで済む乾燥岩のり(またはちぎった焼き海苔)とすりごまをあげましたが、これがこのお蕎麦に良く合います。お好みで細ねぎやセロリの葉のみじん切りなんかもエスニックっぽくて美味しそうですね。

2011年3月19日土曜日

白いんげん豆のミネストローネ


震災後、温かいものを口にするたび、感謝の気持ちがあふれます。味噌汁、スープ、温麺・・・器から伝わってくる温かさに幸せを感じ、心も体も温めてくれる。当たり前だった日常の食卓がこんなにも有難いものだったことを感じ、、そして未だ温かいものを口にできない多くの人たちを思うのです。一時的な同情ではなく、少しでも長く痛みを分かち合うことが大切です。

お豆は長期保存が可能な上、重要なタンパク源。食糧ストックに不安があるなら、インスタント食品よりずっと優秀でオススメです。ただ、煮るのが難しい、火から離れられないイメージがあり、手が出ない方が多いと思います。ゆっくりコトコト煮るお豆は極上ですが、それに近い煮上がりになる土鍋エコクッキングはとっても簡単!

白いんげん豆、金時豆くらいの大きさで肉質が柔らかいお豆にオススメ。小豆、黒豆、大豆は違う方法を取るのがベターです。
①豆は一晩たっぷり水に浸けた後、土鍋orルクルーゼなどの厚手の鍋に入れて中火にかける(土鍋は急な温度変化に弱いので最初から強火はNG)。
②沸騰してきたら5分位アクを丁寧に取りながら加熱。バスタオル2枚(又は毛布など厚手布地)を用意し、中央に鍋敷きor新聞を折りたたんだ物の上に土鍋を置き、全体がしっかり覆われるよう包む。
③6~9時間放置した後、煮上がりを確認。この時点でほぼふっくら煮上がっていると思いますが、固いようなら、好みの固さになるまで弱火で煮る。

※その後は甘くしたり、塩煮にすると保存がききます。そのまま冷蔵・冷凍して料理に使用する場合、茹で汁ごとタッパに入れ、早めに食べきります。
※夏場は包む時間を6時間以内にとどめます。ぬるま湯の状態は痛みやすいので、時間を過ぎたらすぐ煮上がりを確認。味をつけるか、冷ましてすぐに保存して下さい。

2011年3月16日水曜日

今できること


節電の為、パソコン使用は最低限にと思い、しばらくはブログを閉鎖しようか迷いました。でも、更新回数を減らしてでも続けようと思います。このブログを今までご覧になってくださっている皆さんに、何か私達が身近でできるようなことを発信したり、共有できる場になれば・・・と思ったからです。誰もが「何かしたい」と思っているはずです。本当に小さな気持ちが大きな力になることを信じます。

計画停電以外の時間帯に、いかに電力カットするかを家族で知恵を出し合いました。台所関係でいくつか挙げると・・・炊飯器をやめて土鍋でまとめてご飯を炊き、蒸し器で温めなおす。電気ポットはやめて魔法瓶にする。せっかく買ったホームベーカリーでしたが、しばらくは使用しないことにする。

そこで久しぶりにホームベーカリーに頼らず焼いたパン。イーストと同じ感覚で使える白神酵母を使用しました。かなり素人的な出来栄えですが、冷蔵庫でじっくり発酵させ、オーブンで10~15分焼くだけの電気使用に抑えられます。

スーパーには朝から大行列。必要以上の買いだめをしないことも、私達にできることの1つです。今後の備えや食糧調達へ不安から買いだめしがちですが、空になった棚に商品を並べる為に、またトラックがガソリンを使って入荷することになります。今こそ知恵を使って、材料の1つ、水の1滴も無駄にしない家族が笑顔になれる食事作りをしたいと思います。

2011年3月13日日曜日

ぽっかり


この数日でとんでもない状況になってしまい、心にぽっかり穴が空いてしまいました。被災地には知人友人が多くいて、未だ状況はつかめておらずただ無事を祈るばかりです。

わが家の屋根瓦も3分の1が崩れてしまいました(築年数が古いので)・・・今はただ、目の前にある自分にできることを精一杯することしかないですね。今日もがんばります。

2011年3月10日木曜日

真夜中のマフィン


「食べて」と訴えかけている熟れたバナナと目が合ってしまい、夜マフィンを焼きました。いつもの半量で作ったので何となく気楽に、鼻歌交じりにリラックスタイムです。

台所に幸せな匂いが充満。昼間焼くより、空気がピンと張りつめた夜の方が匂いを感じやすくなるのは私だけでしょうか?焼けたマフィン、夜の冷たそうな調理台の上に置いても何となく温かい雰囲気。食べるのは明日までお預けです…

2011年3月8日火曜日

3月メニュー追加日程のお知らせ


3月メニュー「ハレの日ごはん」の追加日程のお知らせです。3月はお子様の行事や春休み、お仕事の年度末も重なってお忙しい日々・・・教室にゆっくり参加できないとのお声もあり、4月日程を追加しました。3月日程が合わなかった方、ぜひお越し下さい!

●○1dayベジタリアン料理教室(定員6名)○●
4月21日(木)10:30~13:30 大宮生活館
※東武野田線「北大宮」駅下車徒歩1分。駐車場なし。

【3月予約状況】
3月6日(日) 終了
3月9日(水) 締め切りました
3月11日(金) 満席 キャンセル待ち受付中
3月21日(月・祝) 残3席

【メニュー】ハレの日のごはん
・柑橘おいなりさん
 果汁入り煮汁で短時間仕上げ。ジューシーな甘さなのにくどくない♪
・菜ばなのかわり白和え
 京都で食べたちょっとかわった白和えを再現
・春野菜とくずきりのチャプチェ
 ただの韓国風炒めではありません!ひと手間あってこその美味しさ☆
・よもぎと甘酒のプリン
 春の味を感じてみませんか?
・春のお吸い物つき
※仕入れ状況により野菜に変更がある場合がございます。御了承下さい。

【参加費】 1回4000円
※キャンセル料は5日前~前日は半額、当日キャンセルは全額頂いております。
※キャンセルに関する取り決めはこちら☆をご覧下さい。

【持ち物】エプロン、三角巾、ふきん(2枚)、筆記用具

【お申し込み方法】
syunsaikoubou.kurumi@gmail.comまで以下の内容でメールをお願いいたします。
①参加希望日②お名前③メールアドレス④電話番号(1番連絡の取りやすい番号)
※申し込み順でお席を用意いたします。申し込頂いて3日以内にお返事するようにいたします。定員に達し次第、締め切りとさせて頂きますのでご了承ください。

たくさんの方とおいしい時間を過ごせる事を心よりお待ち申し上げております。

2011年3月6日日曜日

きな粉と黒糖のボウロ


先日友人に会う際、ちょっとしたプレゼントに焼きました。ボウロと言えば、子供の頃に良く食べた「たまごボーロ」。口の中でサクッ、シューととけるあの食感が不思議でした。

実はボウロを作るのは初めて(初めてなのにプレゼントとは肝が据わってます・・・)。でも驚くほど簡単で、出かける前のちょっとした時間で焼けてお手軽でした。主な材料は片栗粉、きな粉、黒糖、卵、メープルシロップなど。混ぜて丸めて焼くだけ。

ノンオイルできな粉が入っているせいか、昔食べたサクッとボウロとは食感が違いましたが、お茶に合う素朴な味に癒されました。

2011年3月5日土曜日

のり巻と納豆汁


もう「ひな祭り」を祝う年齢ではありませんが、一昨日は何となくお寿司が食べたくなり、のり巻を作りました。かんぴょうや椎茸の旨煮を作る余裕がなかったので、シンプルに穴子・玉子焼き・菜ばなの3種類の具材を巻き、酢飯も梅酢を混ぜ込んだだけのものです。

それに最近わが家でお気に入りの「納豆汁」。噂には聞いていたものの、作る勇気がなかったのですが・・・先日挑戦したところ、大ヒット。クセになる味とはまさにこのこと。具材は何でも良いのですが、ネギとなめこは良く合います。今回はそれに加えて大根と人参。

お味噌汁を作る要領で野菜を出汁で煮て、すり鉢で滑らかにした納豆と味噌を最後に投入するだけです。体の芯から温まるコクのあるお汁です。

2011年3月3日木曜日

甘酒


今月のデザート「よもぎと甘酒のプリン」に使用する甘酒は、米と米麹だけで作られたノンアルコール無糖の体に優しい食品です。今回は白米で作られたものを使用しますが、普段は玄米のものを飲んでいます。生姜の搾り汁をキュッと絞っただけのそれは、お砂糖が入っていないのにしっかりとした心地よい甘さ。

子供の頃は、酒屋さんで買った酒粕で母が甘酒を作ってくれました。山のように白砂糖を鍋に投入して作る母の姿が今も目に浮かびます。母は毎年冬になって甘酒の日が続くと、胃の調子が優れなかったそう・・・アルコール分とお砂糖に疲れてしまったのでしょう。

それに比べ、この米麹の甘酒は安心です。江戸時代、甘酒は夏の飲み物として飲んでいたとか・・・滋養強壮にピッタリのスーパードリンクなのです!ですので、私も心身が疲れている時やここぞという時に開封して飲みます。今月はなんと甘酒だけの甘さでスイーツを作ります☆お楽しみに。

2011年3月1日火曜日

冬の朝食

再び冬到来でガックリな日々ですが、いつもの朝食で元気にエネルギーチャージ!この冬の朝食のおきまりが、この3点セットでした。ホームベーカリーで粉の配合やフィリングを気ままに変えて焼いた天然酵母パン。2月のリピメニューでご紹介したりんごの葛煮とヨーグルト。それに余り野菜のポタージュ。

最近はポタージュに雑穀を入れるのがブーム。今回は玉ねぎ、人参、レンズ豆、雑穀ミックス、塩を少な目の水(又はブイヨンスープ)でコトコト煮込み、すべてが柔らかくなったらハンドミキサーでピューレ状に。いつも多めに朝3回分位をまとめて作り、タッパに分けて冷蔵or冷凍。朝、豆乳でのばして出来上がりです。

寒い朝、胃に優しくしみわたる少し濃い目のポタージュ。天然酵母パンの固い部分を、CMでやっている「浸パン」をまねて浸しながら食べるのも好きです。

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