2022年7月30日土曜日

久しぶりの地元クラス

実に2年半ぶりに、地元で旬菜工房くるみの対面クラスを行いました。近所に、とっても恵まれた調理スペース環境があり、1人1台の調理台を使って、食材や調理器具をシェアせず安心安全を保ちながらできます。4名だけの限定クラスですが、皆様実にのびのびと調理され、3品をお持ち帰りいただきました。

私自身が、一番のびのび、ウキウキしておりました。オンラインクラスもとてもやりがいがありますし、ファンになってくださった生徒さんも沢山いらっしゃって、本当にありがたいのですが、同じ空間でお料理する高揚感やライブ感はやはり対面にはかないません。

また、外部委託のお仕事も、色々なお題をいただいてレシピを作るので楽しいですし、普段は出会わない老若男女の方たちと楽しくお料理できるので好きです。でも、15年前の旬菜工房くるみ立ち上げの頃から応援してくださっている地元の生徒さんとの長いお付き合いと、そこから生まれた絆は温かく、私の忘れてはいけない原点でもあります。

毎月4名限定ですが、これからも細々と長いお付き合い、よろしくお願いいたします。

 

2022年7月25日月曜日

夏の食事のポイント その②

前回は、食事全体の5割以上を穀物にし、体のバランスを整えるのが大切とお話しました。一物全体で、玄米や雑穀が望ましいのですが、夏は取りにくいので分つき米や小麦も適度に取り入れて「いかに穀物を上手にとるか?」と考えましょうという事をお伝えしました。

日本人は、米が一番体に合った主食。白米より玄米の方が良いのはご存じの方も多いかと思いますが、粉より粒が良いのはご存じですか?米粒をよく噛んで食べるのと、粉にしたものを食べるのとでは体への入り方が違います。グルテンフリーにご興味がある方は、米粉を使用したパンやスイーツを召し上がると思いますが、原料の米粉は白米を粉末にしていますので、血糖値をあげやすいですね。

そう考えると、小麦には賛否両論ありますが、米粉も同じようにちゃんと理解して使わなくてはなりません。アレルギー等の心配は別として、マクロビオティック的な考え方から見ると、米粉より全粒小麦や小麦の方が陽性なのです。天然酵母でしっかり発酵させてた固いパンも玄米に近い陽性さがあります。

玄米と白米、小麦と米粉…知ってて食べるのとそうでないのとでは、意識が違ってきますので、頭の片隅に置いておいてくださいね。

2022年7月18日月曜日

夏の食事のポイント

7月のVegeランチクラスでは、普段は主食はお米を中心におかずを考えていますが、久しぶりに主食を小麦を使った「ズッキーニブレッド」にしています。

マクロビオティックを学んだ時に、食事に占める穀物の割合を最低でも5~6割(体調によっては7割)にするよう教えて頂きました。これは、動物性食品を取らず植物性だけで食事を作るとどうしても陰性に偏るため、食物の中で比較的中庸~陽性の多い穀物をしっかり組み込むことで、バランスが取れるという考えです。

とは言え夏の暑い時は、玄米・分つき米や雑穀米を食べる事がきつい時もあります。そういう時は、柔軟に小麦を使った主食を入れるようにしています(体調を崩している時はお勧めしませんが…)。食欲がないからと言って、野菜や口当たりのよい甘いものばかり食べるより「食べられそうな穀物」を見つけ、穀物5割以上は守った方が体のバランスは保たれると思います。

次回のブログでは、このつづきで夏の食卓のポイントや米粉と小麦の事などをお話させて頂きます。
 

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