2022年6月13日月曜日

DNAに刻まれた記憶

信州旅のつづきのお話に、お付き合いください。写真は、上田市にある前山寺でいただける「くるみおはぎ」です。以前生徒さんに教えていただき訪れて以来、もう一度この味に出会いたくて、2度目の来訪。

想像するおはぎとは全く違い、注文を受けてから丸めているのではないか?と思われる…ほの温かく優しく丸まっている柔らかなもち米。その下に、上品な甘さのくるみだれがひいてあるのです。おはぎの上には繊細に切られたきゅうり。なんというハイセンス!
箸休めの梅のしそ巻きとお漬物も含めて、120点満点の和菓子膳です。

初めて松本・安曇野を訪れた時、見るもの食べるものすべてがなぜか懐かしく、心身が解放されて細胞が喜んでいる感覚がありました。その後、曾祖父母がそれぞれ松本・安曇野の出身であった事を知り、驚きと共に全てが腑に落ちました。

私の中の何かが、信州の土や空気や水を懐かしく思ったのでしょう。私の1/4はこの土地にルーツがあるのですから、当たり前の事なのです。それからというもの、信州は私の大切な場所になりました。今回も3年ぶりに「ただいま」の気持ちで訪れた、ほっとできる旅でした。

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