2022年10月2日日曜日

秋疲れとメンテ

あの暑かった夏をやっと乗り越え、9月はそれはそれは幸せな毎日でした。でも、まだ暑い日と涼しい日、そして朝晩と昼間とでは気温差のある不安定な秋の入り口。朝起きると疲労が…もしやこれは秋疲れ⁉なんてことでしょうか!!

暑い日もある秋口ですが、夏ごはんから秋ごはんにシフトし、根菜や秋の味覚を取り入れつつ、調味料に少し甘酒をプラス。すると少しづつ元気になっていき、体の中に軸ができてきました。

写真はオンラインクラスで開催している甘酒クラスの献立写真ですが、このおかず達に救われました。干しきのこのごはん、長芋のポタージュは一口ずつ口に運ぶたび、体が喜んでいるのを実感。我が家の定番の厚揚げ甘酒味噌焼きも、夏は封印していましたが、久しぶりに食べたらホッとしました。

暑くても季節は確実に秋にシフト。カレンダーに合わせて、体を冷やさないよう夏の胃腸疲れを引きずらないよう食事でメンテナンスする大切を身をもって実感する今日この頃です。

2022年9月23日金曜日

10月対面クラスのご案内


秋の気配。
10月対面クラスのお知らせです。土曜開催なので、片柳コミセン敷地内で地元野菜の直売会もあります♪公式ラインのご登録も引き続きお待ちしております→旬菜工房くるみ @720aqtwc
LINE登録した方で現在メールでクラス案内を受信している方は、お手数ですがメールでお知らせください。次回よりメールでのクラス案内を中止させていただきます。登録してくださった方には、登録後の初回クラスの参加費を10%OFFさせて頂いております♪今後は、参加ごとにライン上で貯まるスタンプカードも発行予定。

日程:10月15日(土)10:00~12:00
場所:さいたま市片柳コミュニティセンター調理室
費用:4000円(材料費・会場費込)当日支払い
*施設備品やコロナ感染予防対策のため、コロナ禍前の教室より少し持ち物が多くなります(食器洗い用スポンジ・ラップ・塩など)。
*キャンセル料は設けません。ご本人やご家族に発熱や咳などの症状が出た場合、当日でもお休みいただいてOKです。
*駐車場あり。公共交通機関でのご来場には不便な場所です。徒歩・自転車・車でご来場いただける方に限ります。

【メニュー】
・お豆とオートミールの本格ハンバーグ
・Japaneseハンバーグソース
・りんごドレッシングでつくるコク旨コールスロー
・オレンジピラフ
★約2人分のお料理をお持ち帰りできます
★ピラフはデモンストレーションのみ&1食分の持ち帰りになります。
★写真はイメージです。コールスローの写真は未掲載。

【新型コロナ感染対策】
・1人1台調理台を使用。
・他の生徒様とは2~3メートル離れた状態で調理。
・調理器具や材料の共有はなし。
・試食なし、ご自分で作ったものはそのままお持ち帰り。

【申込み方法】
当日連絡のつく携帯電話番号と、お名前を明記の上、下記にメールをご返信ください。2~3日以内にこちらからお持ち物等のご連絡をさせていただきますが、数日たっても返信がない場合、恐れ入りますが下記までお電話又はショートメールをください。よろしくお願いいたします。

旬菜工房くるみ
syunsaikoubou.kurumi@gmail.com
09016919171
オンラインクラス:https://www.street-academy.com/steachers/601647?conversion_name=direct_message&tracking_code=5b736fd3b009e575a1ef8b4cb2fcf94b

2022年9月16日金曜日

かぼちゃ狂い

かぼちゃ愛が強すぎて困っています、、、
インスタでも申し上げましたが、かぼちゃは北海道びいきで、夏に出回り始める南の産地のものには目もくれず、ひたすら北海道産待ち。最近、北海道産が並び始め、夏の水分が抜けてでんぷんの糖度も上がってきたなと批評家めいたことを口にしております。

12月頃を境に、国内産かぼちゃは店頭から姿を消します。秋からクリスマスまでを一緒に過ごした恋人とのお別れするような寂しい気持ち…来年の秋までポッカリ空いた私の寂しさを埋めてくれるのは「北海道産の冷凍栗かぼちゃ」!乗り換え早っ!

どのスーパーの、どのメーカーの冷凍かぼちゃが美味しいか把握。年によって味や食感が変わるので把握するまでに1~2ヶ月を要します。ここまでくると、かぼちゃ狂い。本当に真のかぼちゃ狂い。

2022年9月4日日曜日

カリーライス

9月旬菜工房くるみ対面クラスのメニューは、米粉とりんごで作るカレールー。そして季節野菜の福神漬けです。現在対面クラスは、コロナ前からのお客様限定&人数限定で、内容は太く濃く!生徒さんの中には、オンライン形態が苦手という方も多いので、対面形式も大切に…細く長く続けられればよいなと思っております。

以下は、対面クラスの内容です。以前からメール登録されている方には送っておりますが、以前旬菜工房くるみに参加したけれど、メールを受け取られていない方、再度メールを受け取りたい場合はお知らせください。今後は公式ラインも開設予定です。

日程:9月24日(土)・28日(水)10:00~12:00
場所:さいたま市片柳コミュニティセンター調理室
費用:4000円(材料費・会場費込)当日支払い
*施設備品やコロナ感染予防対策のため、コロナ禍前の教室より少し持ち物が多くなります(食器洗い用スポンジ・ラップ・塩など)。
*キャンセル料は設けません。ご本人やご家族に発熱や咳などの症状が出た場合、当日でもお休みいただいてOKです。
*駐車場あり。公共交通機関でのご来場には不便な場所です。徒歩・自転車・車でご来場いただける方限定となります。

【メニュー】
・米粉とりんごのカレールー
・野菜とお豆のカレー*レシピ&講師デモンストレーションのみ
・福神漬け
★レシピ1回分で8人分のルーを作って、お持ち帰り※冷蔵2週間・冷凍1カ月保存可
★プラントベースで胃にもたれない、ほっこり優しい王道カレーレシピ付き。
★季節の野菜を組み合わせ1年中楽しめる福神漬けづくり※冷蔵1カ月保存可

【新型コロナ感染対策】
・1人1台調理台を使用。
・他の生徒様とは2~3メートル離れた状態で調理。
・調理器具や材料の共有はなし。
・試食なし、ご自分で作ったものはそのままお持ち帰り。

【申込み方法】
当日連絡のつく携帯電話番号と、お名前を明記の上、このメールにご返信ください。2~3日以内にこちらからお持ち物等のご連絡をさせていただきますが、数日たっても返信がない場合、恐れ入りますが下記までお電話又はショートメールをください。よろしくお願いいたします。

旬菜工房くるみ
09016919171
インスタ:syunsai.kurumi
オンラインクラス:https://www.street-academy.com/steachers/601647?conversion_name=direct_message&tracking_code=5b736fd3b009e575a1ef8b4cb2fcf94b

2022年8月27日土曜日

親近感

生徒さんから頂いた鎌倉は紅谷の銘菓「クルミッ子」。同じ名前だし、美味しいし…以前から勝手に親近感と愛着を持っていました。パッケージが変わった?と思ったら、浦和仕様に衣替えされていて、きっと販売先に合わせているのですね。すごい。


それにしても、以前からお付き合いのある生徒様たちは、どうして私の好きなものをご存じなのだろうか?しばしば、こういうことが多く、超能力者?と疑っています。

そして今日は一つ暴露します。実は、教室名「くるみ」の由来は、木の実のくるみではないのです。誰も知らない、ここだけのお話。

2022年8月13日土曜日

今年の梅仕事から思うこと

今年の梅干しづくりは、のんびりしたものでした。なんと言っても、梅雨が早く明けてしまったので、梅雨明け3日干しのルールが崩れ…梅を漬けてから1か月を過ぎた頃、天気の良い3日間を狙えばいいという気楽な気持ちでおりました。

スケジュールが曖昧であると、人間とても腰が重くなるもの(私だけ⁉)。なんと、最後の干しを行ったのが昨日というあり様。今年は4つの樽で少しずつ漬けたので、先週2つの樽を、今週残り2つの樽という風に、2度に分けてのんびり干しました。

1か月以上も漬かった梅はいつ、日の目を見ることができるのか、さぞ不安だったでしょうが、干す方の身としては大変楽でした。仕事の合間を縫って、無理なく行う手仕事。これからは、仕事をしていても無理なく行えるものでないと継承が難しいと思う昨今です。

 

2022年7月30日土曜日

久しぶりの地元クラス

実に2年半ぶりに、地元で旬菜工房くるみの対面クラスを行いました。近所に、とっても恵まれた調理スペース環境があり、1人1台の調理台を使って、食材や調理器具をシェアせず安心安全を保ちながらできます。4名だけの限定クラスですが、皆様実にのびのびと調理され、3品をお持ち帰りいただきました。

私自身が、一番のびのび、ウキウキしておりました。オンラインクラスもとてもやりがいがありますし、ファンになってくださった生徒さんも沢山いらっしゃって、本当にありがたいのですが、同じ空間でお料理する高揚感やライブ感はやはり対面にはかないません。

また、外部委託のお仕事も、色々なお題をいただいてレシピを作るので楽しいですし、普段は出会わない老若男女の方たちと楽しくお料理できるので好きです。でも、15年前の旬菜工房くるみ立ち上げの頃から応援してくださっている地元の生徒さんとの長いお付き合いと、そこから生まれた絆は温かく、私の忘れてはいけない原点でもあります。

毎月4名限定ですが、これからも細々と長いお付き合い、よろしくお願いいたします。

 

2022年7月25日月曜日

夏の食事のポイント その②

前回は、食事全体の5割以上を穀物にし、体のバランスを整えるのが大切とお話しました。一物全体で、玄米や雑穀が望ましいのですが、夏は取りにくいので分つき米や小麦も適度に取り入れて「いかに穀物を上手にとるか?」と考えましょうという事をお伝えしました。

日本人は、米が一番体に合った主食。白米より玄米の方が良いのはご存じの方も多いかと思いますが、粉より粒が良いのはご存じですか?米粒をよく噛んで食べるのと、粉にしたものを食べるのとでは体への入り方が違います。グルテンフリーにご興味がある方は、米粉を使用したパンやスイーツを召し上がると思いますが、原料の米粉は白米を粉末にしていますので、血糖値をあげやすいですね。

そう考えると、小麦には賛否両論ありますが、米粉も同じようにちゃんと理解して使わなくてはなりません。アレルギー等の心配は別として、マクロビオティック的な考え方から見ると、米粉より全粒小麦や小麦の方が陽性なのです。天然酵母でしっかり発酵させてた固いパンも玄米に近い陽性さがあります。

玄米と白米、小麦と米粉…知ってて食べるのとそうでないのとでは、意識が違ってきますので、頭の片隅に置いておいてくださいね。

2022年7月18日月曜日

夏の食事のポイント

7月のVegeランチクラスでは、普段は主食はお米を中心におかずを考えていますが、久しぶりに主食を小麦を使った「ズッキーニブレッド」にしています。

マクロビオティックを学んだ時に、食事に占める穀物の割合を最低でも5~6割(体調によっては7割)にするよう教えて頂きました。これは、動物性食品を取らず植物性だけで食事を作るとどうしても陰性に偏るため、食物の中で比較的中庸~陽性の多い穀物をしっかり組み込むことで、バランスが取れるという考えです。

とは言え夏の暑い時は、玄米・分つき米や雑穀米を食べる事がきつい時もあります。そういう時は、柔軟に小麦を使った主食を入れるようにしています(体調を崩している時はお勧めしませんが…)。食欲がないからと言って、野菜や口当たりのよい甘いものばかり食べるより「食べられそうな穀物」を見つけ、穀物5割以上は守った方が体のバランスは保たれると思います。

次回のブログでは、このつづきで夏の食卓のポイントや米粉と小麦の事などをお話させて頂きます。
 

2022年6月26日日曜日

シンプルな食事


インスタにも書いたのですが、私の毎日の食事は料理講師らしからぬというか、公表するに値しないシンプルなものの組み合わせばかりです。その日の体調や気候に合わせて、シンプルな調理法で旬の野菜を食べるという感じです。

今の時期なら、暑ければ夏野菜多めで、梅酢や酢を使ってサッパリと。涼しければ根菜も少し取り入れて、味噌や醤油で体の中を冷やさないメンテナンスを。そういうこともあり、作り置きをあまりしません。野菜を長く美味しく食べる為の保存食や漬物、発酵食は作りますが…

今日は、来月梅仕事③でご紹介する梅料理の試作もかねて、おむすび&しば漬け風。これに大豆製品と野菜の入ったスープかみそ汁を添えようと思います。

2022年6月13日月曜日

DNAに刻まれた記憶

信州旅のつづきのお話に、お付き合いください。写真は、上田市にある前山寺でいただける「くるみおはぎ」です。以前生徒さんに教えていただき訪れて以来、もう一度この味に出会いたくて、2度目の来訪。

想像するおはぎとは全く違い、注文を受けてから丸めているのではないか?と思われる…ほの温かく優しく丸まっている柔らかなもち米。その下に、上品な甘さのくるみだれがひいてあるのです。おはぎの上には繊細に切られたきゅうり。なんというハイセンス!
箸休めの梅のしそ巻きとお漬物も含めて、120点満点の和菓子膳です。

初めて松本・安曇野を訪れた時、見るもの食べるものすべてがなぜか懐かしく、心身が解放されて細胞が喜んでいる感覚がありました。その後、曾祖父母がそれぞれ松本・安曇野の出身であった事を知り、驚きと共に全てが腑に落ちました。

私の中の何かが、信州の土や空気や水を懐かしく思ったのでしょう。私の1/4はこの土地にルーツがあるのですから、当たり前の事なのです。それからというもの、信州は私の大切な場所になりました。今回も3年ぶりに「ただいま」の気持ちで訪れた、ほっとできる旅でした。

2022年6月5日日曜日

カフェびいき

人生で一番多く訪れている場所が、信州です。松本にお墓があるので、お墓参りを兼ねてが最初のスタートでしたが、信州そのものに強く惹かれて毎回楽しみに訪れていました。コロナ禍になり、丸3年ご無沙汰しておりました。

松本に着くと真っ先に向かうカフェがあります。何の変哲もないと言ったら失礼ですが、とっても狭いカフェで知っている人しか入らなそうな場所にあります。でも、ドリンクメニューやケーキが自分の好みドンピシャで、見つけて以来10年通い続けています。

絶対に注文するのがチャイ。定番の黒糖入り、安曇野の漢方薬局が調合した薬効あるスパイスが調合されている魔女チャイ、希少なハチミツのしみ込んだ茶葉で作るチャイと豊富なバリエーション。しかも豆乳で、希望者は牛乳という通常とは逆パターン。

ケーキは定番ものと日替わりや季節ものが数種類。今回はいちじくと胡桃のケーキ。通い始めた当初からメニューにあった気がしますが、定番すぎてあえて注文したことはありませんでした。でも悶絶の美味しさ。何を食べてもハズれない安定の味、近所に欲しいです。

皆さんも、お気に入りのカフェありますか?近所に合ったら、それはとっても人生にとって幸せなことです★

2022年5月25日水曜日

梅雨対策

最近ジメッとすると、梅雨の予感がしてきて、少々構え気味の講師くるみです。1年の中で、梅雨は体調をかなり警戒する時期。油断すると、湿気が体内にこもって様々な不調が見え隠れ…

この時期は、手仕事好きには「らっきょう」「きゅうりのピクルス」「梅」の仕込みがてんこ盛り。体調で悩んでいる暇はないのです。不調の沼に落ちないよう、体の気血水が巡るよう意識しています。

とは言っても、難しい事をしている訳ではなく、気血を巡らすパワー食材と旬野菜を体調に合わせ調理するだけ。蒸し暑く、少し食欲が落ちてきたと感じたら、軽めに火をとおす調理や生で食べる野菜料理を1品食卓に入れます。少しのスパイスも上手く使って、食欲を刺激。

5-6月のヘルシーVegeランチクラスで作っている「新たまねぎと黒豆のカレーピクルス」は、梅雨前・中に毎年必ず冷蔵庫に常備している1品。胃腸が調子の悪い時は食べませんが、通常状態ならとっても良い箸休め。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 

2022年5月14日土曜日

ととのえる食

一昨日の料理教室で「体をととのえる」をテーマに4品を作りました。私自身、梅雨になると湿気が体の中に入り込む感覚があり、何となく不調という日があります。時に関節が疼いたり、暴飲暴食をしていないのに胃腸の調子がイマイチだったり…
人それぞれ感じる不快感は違いますが、生徒さんやそのご家族が少しでも快適に過ごせる手助けを「食」の観点からお手伝いできたら良いなと思っております。

本当に体調が悪い時、私は食べません。食べることは、体にとって一大イベントなので、その負担を取り除いてやって、寝ることを第一に考えます。目覚めた時に、お腹が減っている感覚があったら、野菜のすりながしなど消化に良いものを胃に入れてみます。更に食欲を感じたら、お粥や玄米餅などに移行します。

今回のクラスでとりあげた「すりながし」は、ポタージュとは違います。少しの穀物と野菜を昆布だしでコトコト煮込んで、発酵調味料で味を整えてあります。離乳食にも良いですね。体調が悪い時、この「すりながし」は沁みます…


2022年5月2日月曜日

郷土食へ思いをはせて

郷土食を知るのが、仕事を兼ねた趣味です。そこから、現在やっている手仕事クラスのメニューが生まれたり、今後も後世に繋げていきたいと思う料理のレシピができたりします。

農文協から出版されている「聞き書〇〇の食事」シリーズはとても古い本です。自分が実際に旅で訪れた際、出会った食材や郷土食がきっかけとなり、その都道府県を古本で購入しています。

昔、農作業中や農閑期に食べられていたもの、ハレとケの食事など…すべて聞き取りにより書籍化しているので、わかりづらい部分もありますが非常に貴重な資料です。

写真の長野は、私の曾祖父母の故郷であり、近年よく訪れている場所。自分のDNAにも、この味の片鱗が組み込まれているのかと思うと、勝手に懐かしい思いにひたりながら、寝る前に1節だけ読んだりしております。 

2022年4月24日日曜日

米粒をたべる

以前は玄米を食べていた時期もあったのですが、現在は三分づき米にしています。玄米を3割ほど削った状態で、色味は白米に近く、お味も玄米と白米の良いとこどりです。

私は胃腸器官が弱いので、玄米を続けると30回以上咀嚼しても、胃腸疲れが起こって不調になることを繰り返しておりました。体に良いものでも、その人の体質に合った食事法があることを受け入れ、今に至ります。

マクロビを学んでいた時は、玄米が続けられないのは私自身の体にあるのだから、その体を玄米で直すよう諭された事もありました。様々な葛藤を経て、今は自分を受け入れ、少しずつ自分のペースで体質改善していけたらと思っています。

その上で大切にしているのは、やっぱり「お米を食べる」ことを食事の軸にする事です。ここで言う米は粒のあるごはんで、米粉や米粉ヌードルなどではありません。①米粒をしっかり咀嚼する②食事全体の6~7割は三分づき米を食べる事で、特に菜食の時は体の軸を安定させます。

2022年4月9日土曜日

桜道

いつもの散歩コース。桜の並木道が美しい場所です。毎年、桜の蕾~桜満開~散るまでの過程を楽しみに歩いています。一番好きなのが、この散り始めた時。

いつもはグレーのアスファルトが、散った桜で一面桜色に染まります。桜色のカーペットを気持ちよく歩く朝、とっても幸せな気持ちになります。

2022年4月1日金曜日

私と読書

おもしろい本が好き!という理由以外に、頭の別の部分を使う目的で手に取ることが多いので、読書は1日少ない時は5~10分、多い時でも30分。

性格的にレシピづくりにのめり込むと、四六時中、配合を考えてしまいます。そこからスッコーンと脱出する為には、料理とは全く無関係な世界に頭を放り込んでやるのが一番です。

久しぶりに河合隼雄さんの本を手に取りました。2~3ページで終わるエッセイ的なものが収められています。こういうのがとても好きです。気分でパッと開いた場所を読んだり、題名に惹かれて読んだり…最終的にまったく読まない章もあって、本とサヨナラをする時もあります(著者の皆様、ごめんなさい)。

でも、いつか再び手に取った時に、その章が胸を打つかもしれません。今の私にとっては縁のなかったストーリーと分別し、また新しい本へ手を伸ばすのです。そんな気楽な読書が、私の日々の糧です。

2022年3月26日土曜日

ゆべし

12月末に作ったゆべしが、完成しました。初めて見る方は、驚きますよね…ミイラみたいに干からびたような柚子。これは立派な、伝統の保存食です。

柚子の中身をくりぬき、味噌と糖を混ぜたものを詰めて、蒸します。それを和紙に包んで、雨風をよけられる屋外に3ヶ月干せばできあがり。1年以上は保存できます。

食べる時は、薄くスライスします。お酒のアテ、お茶のお供に最適。チーズとの組み合わせもよく、珍味です。今年12月に、季節の手仕事で「柚子しごと」として取り扱う予定なので、お楽しみに!
 

2022年3月21日月曜日

甘酒スイーツ

4月7日10:00~ストアカオンライン教室にて「甘酒マフィン&プリン」のクラスを行います。甘酒の甘みを主としたスイーツづくりは、10年前に麹の甘酒づくりを自らスタートさせた頃より始めました。

甘酒で甘みをつけるスイーツは、てんさい糖やきび糖などの顆粒状の甘味や、メープルシロップなどの液状甘味の代用として簡単に置き換えはできません。その特徴や扱い方を知らないと、結構難しいのです。

お米の甘みは奥深く、DNAが求めている懐かしい甘み。私自身が魅せられて、今もなおレシピづくりの旅は、よりよい高みを求めて続いていきます。

2022年3月18日金曜日

グルテン問題

現在、旬菜工房くるみが主宰しているヴィーガンスイーツクラスは、グルテンフリーでレシピを作っています。私自身は、小麦アレルギーではないのですが、近年花粉症を発症した事をきっかけに、小麦の食べ方を考え直しました。

でも、小麦でないと味わえない美味しさは沢山あって…パン・点心・麺など、それぞれ小麦の旨味に味覚が正直に「う~ッ」てなります。ですので、私のグルテンフリースタンスは、無理をしないことです。

家族や自分の体調や好みに合わせ、米粉で代用できそうなものは代用する。例えば、ホワイトソースはダマになりにくく、作りやすいです。チヂミやお好み焼きも、もっちりして美味しくなります。

最近、米粉スイーツのレシピ開発に、力を入れています。これは、米の可能性を広げて自給率向上に一役買いたいという思いと、やはりグルテンアレルギーの方に美味しいスイーツを食べて欲しいという強い願いがあってのことです。この思いが、誰かの役に立っている事を切に願い、今日も米粉のマフィンを焼きます。

2022年3月13日日曜日

オンライン教室

ストアカでオンライン開催している教室のカレンダーを共有させて頂きます。
現在オンライン教室では、以下の4つで展開しています。
①ヴィーガンスイーツ~卵・乳・白砂糖不使用 グルテンフリー~
②ヘルシーランチプレート
③季節の手仕事
④甘酒【基礎クラス】【応用クラス】

どれも~1時間半くらいで、価格も¥1500~2000で気軽に受講できるようにしました。
私も驚いたのですが、ストアカでのオンライン教室をやるようになってから、リアルタイムでの参加が難しい場合「録画視聴」という形態でお申込みされる方が、結構いらっしゃるという事実です。

そういう事もあり、教える際はメイン画面と手元画面を使い分けて、細かい部分まで映像と言葉でしっかりお伝えするように心がけております。
授業後も、生徒さんから相談やメッセージをいただくことが多く、直接会えなくても「つながり」を感じることができて、嬉しい日々です。

2022年3月7日月曜日

春の息吹

「春の息吹」この表現を作った古の人は、さぞかし感受性が豊かだったのでしょうね。冬眠から目覚めた動植物たちが、呼吸をして、その生命力から春の訪れを感じる。

私も散歩中に「春の息吹」を感じてきました。つくしが、気持ちよさそうに太陽に向かって、力強く伸びていました。フワッとする空気の中にも、春の臭いが感じられます。

朝夕と昼の寒暖差が激しかったり、日によって寒さと温かさが入り混じったり…体調を整えるのは大変ですが、毎年この繰り返しで春になっていく。ベースを整えておけば、本来ならこうした気候の変化にも対応できる私達です。

自分の体を信じて、大切にして、過ごしていきたいですね。

2022年3月3日木曜日

刺繍と私

刺繍は、5年くらい前に始めました。年齢を重ねるにつれ、新しい事を始めるのはパワーが必要です。少なくとも私の場合は…なので、ある年からどんな小さな事でも良いから「自分の初めて」を何か1つやってみる事に決めました。

その年は刺繍にピンときて、樋口由美子さんの1色刺繍の本を買い求め、始めてみました。合わないと感じたら、その気持ちに正直に、潔くやめる。自分で自分を縛らないというのも大切なルールです。

しかし気づけば5年続いており、刺繍本も作品も増えました。ただ、やりすぎると身体の不調に繋がるので、1日20分と決めています。針を刺す時間は、無の境地。頭が空っぽになって、頭のコリが取れていく気がします。今ではなくてはならない、私の頭ストレッチ時間です。

2022年2月25日金曜日

温めてます

生姜は体を温めるというのは、皆様もよくご存じの事と思います。
生の生姜より、乾燥させたり熱を加えたも生姜の方が、体を温める持続性が高いということも、よく聞きます。

私がお世話になっている漢方の先生から、数年前から教わったのが「乾姜(かんきょう)」と言って、「蒸してから更に乾燥させた」漢方にも使われているもの。

この温め効果は最強で、耳かき1杯程度飲み物に溶かして飲んだだけで、胃がカーッとして上半身がポカポカしてくるのがわかります。

それだけ効果が高いので、夏や冬でも熱がこもっているような時は、服用を見合わせるようご指示を頂いているくらいです。この冬、本当にお世話になりました。

2022年2月16日水曜日

お手当ての大切さ

写真はオンライン料理教室の今月のメニュー「体をととのえる食事づくり」をテーマに開催しました。寒さ厳しい季節、体の中から温めることで免疫力アップを図ることを意識しました。

マクロビオティックを学んで一番良かったのは、お手当ての大切さを知ったことです。お手当てとは…簡単に説明すると、家庭でできる自然治癒力を引き出して症状を緩和させる行為です。

食事だけに限らず、入浴法だったり自然食材を使った湿布等も含まれます。私も幾度となくこのお手当てに救われてきました。症状がひどくなる前の軽い時は、お手当てで緩和。それでも症状が進行してしていくような時は、病院に行く判断をします。

でもある時は、病院で処方された薬が合わず、飲めなくなってしまい、茫然自失状態だった時にお手当てで回復していったというケースもありました。

正しい判断を医師にして頂く事は大切です。その病気を知った上で、体質や生活に合わせて補助的にお手当てしたり、食事療法や漢方や薬膳等を取り入れたりする事で、体が本来の姿に戻っていくことを実感できればいいなと思います。

2022年2月11日金曜日

冬眠したい

冬、本気で冬眠したいと、毎日思っています。動かないのです頭が、体が、心までもが…!?私は断然、夏が好きです。夏は短く、冬はとても長く感じます。

そんな私の凍りついた心を、自然界が作り出す「美」が、動かしてくれます。冬が旬の柑橘たち…よく見ると三角と丸の集合体。美しいです。

立春を過ぎ、寒い寒いと言えど、少し春の気を感じる日がこれから増えてくることでしょう。そんな気を感じると、体の中の何かが、この柑橘の酸味を欲しがります。

 

2022年2月7日月曜日

植物性の人

 コロナ禍に入り2年、会社で働いていました。以前とは違う、食の変化がありました。割と肉を欲するのです。料理講師をしていた10数年間は、肉魚はあまり欲さず、1日1回食べれば十分満足、食べなくても満足という食傾向でした。

しかし肉を欲するも、もたれたり、体が重くなったりしました。でも何だか食べたかったのです。いわゆる戦闘モードを保つ為でしょうか…会社は戦場!?くらいに頭が勝手に思っていたのかもしれません。

料理講師に戻り、ヴィーガン・ベジタリアン料理を試作するので、自然と植物性中心の食生活になりました。気が付くと心も体も楽で、改めて自分は植物性の人なんだなと思いました。

長生きするなら動物性タンパク質を摂りなさい、糖質を減らしなさいという声が聞こえてきます。でも私のように、生まれ育った環境や消化器系が弱い等の理由で、動物性を吸収しづらい人もいると思います。でも巷の声が気になって「動物性タンパク質の摂取」を呪縛のように感じる時があります。

最近は、その日の体に正直に、動物性を食べたくない日は無理してとらない事にしました。生き方や仕事を選択するのと同じように、食について真剣に心と体の声に耳を傾けられたら、それはとても幸せなことです。

2022年2月4日金曜日

ミルクティ偏愛その③淹れ方

これは私の紅茶セット。ブレンドした茶葉を瓶に、たまに使う「ケニア山の紅茶(前回のブログ)」は密封性の高い缶に。小さな瓶には、その時の気分で煮出す時に入れるシナモンとチャイスパイス。茶葉を量り入れるスプーンも、ここに常備。

①鍋に山盛り一杯の茶葉とスパイスを入れる。
②ポットのお湯を、マグカップ半分入れて火にかける。
③沸騰してきたら、弱火で1分以上煮出す。
④マグカップ約半分の無調整豆乳を加える。
⑤鍋の縁がフツフツとしてきたら火を止めて、茶漉しで濾しながらカップへ。

以上が私のロイヤルスパイスミルクティの作り方でした。
ご清聴、ありがとうございました。

お茶の時間にはやっぱりスイーツ!
【旬菜工房くるみ今後のスイーツクラス】
レアショコラプリン・ドライフルーツとナッツのトリュフ
いちごと甘酒のマフィン・いちごのババロア・いちごの豆乳クリーム・甘酒グラノーラ

2022年1月30日日曜日

ミルクティ偏愛 その②茶葉

とにかく「美味しくミルクティを淹れられる」が、茶葉選定の第一条件。あとは安全性やフェアトレード商品かどうかなど。

ここ数年ずっと買い続けている「ケニア山の紅茶」はロイヤルミルクティやチャイを作るのにピッタリ。高級茶葉ではないけれど、普段使いとしてはお高めなので、特別な時にこれだけで淹れます。

普段は、このケニア山に、お手頃なアフリカブルンジの茶葉、ダージリンやアッサムなど3種類くらい適当にブレンドをして瓶に入れておきます。その時の匙加減で味も変わり、まさに一期一会。この方法は、紅茶好きの堀井和子さんのエッセイに書かれていたのを真似したのが始まりです。

買ってイマイチだった茶葉も、何種類かとブレンドすることで特別な味に変身することがある…そんな事をおっしゃっていたのを実行したら、本当にそんな経験を何度も体験し、ブレンドが楽しくなりました。

でもやっぱりそのブレンドの1部に必ずケニア山を入れると、味が引き締まります。ベースに気に入っている、信頼のおける茶葉を入れるのも美味しさポイントですね。

2022年1月28日金曜日

ミルクティ偏愛


私はコーヒーと緑茶が飲めず、それでも若い時は無理して飲んで、胃腸に不調を感じるのを我慢していました。カフェインが駄目なのだと思うのですが、発酵させた茶葉は大丈夫だということがわかりました。

それからは完全なる紅茶党になりました。しかもミルクティー、ロイヤルミルクティに傾倒しています。紅茶専門店に行った時や、メニューにミルクティーがない時くらいしか、ストレートは飲みません。

ご褒美の一杯、疲れた時の一杯…365日どんな時も柔らかく私を包んでくれるミルクティ。鍋で茶葉を煮出し、時にスパイスも入れるので、自分流のロイヤルミルクティやチャイと言ったところ。次回は茶葉のこだわりと作り方を少しお話させてください。

2022年1月23日日曜日

いちごの夢

3月いちごヴィーガンスイーツをやりたくて、試作中です。Instagramでもつぶやいてしまったのですが、萌え断面なわりに自分的に全然納得がいかないものに…

2年の会社員を経て、料理に舞い戻った時に覚悟はしておりましたが、2年前まで苦しんでいた”あの試作の日々”が再到来したというリアルな実感があります。

昨夜は夢に「いちご」が出てきました。美味しそうな夢、HAPPYな夢、ピンク色のファンシーな夢だったら良かったのですが…とにかく、皆様にいちごで気分が上がっていただけるように、自分も楽しくがんばります!
 

2022年1月20日木曜日

私の元に帰ってきたカンパーニュ

2年ぶりのLIFEATのカンパーニュ。ここ2年は自身のお休みと定休日が重なり、伺えない日々でした。焼きたてのパンの香りをかいで「そうそう、コレッ!」と、このカンパーニュでしか堪能できない酸味のある香しい発酵臭を懐かしく思うのでした。

焼きたては外側の香ばしさと、まだ水分を含む内側のもっちり感が味わえます。翌日、翌々日と味が少しずつ変化をしていく気がします。天然酵母の成せる不思議。

今朝は、昨夜作っておいた甘酒×きなこのペーストをたっぷり塗りました。ピーナッツバターのような感じなのですが、発酵の酸味がきいたカンパーニュと発酵調味料「甘酒」の相性は抜群。至福の朝です。

2022年1月17日月曜日

作り置きおかずに対する一考

おかずの作り置き、流行っていますね。
仕事が終わって疲れて帰ってくると、思考回路も何もかも停止して、動けなくなります。そんな時に、冷蔵庫に作り置いたおかずがあるのは、心強いものです。

でも、実は私はちょっと苦手。
特に、油を使ったおかずや脂のある肉魚のおかずは、時間が経つと味に変化があります。油脂の酸化した香りが苦手なのです。

やる気はないけれど、心と体が満足する、美味しいものが食べたい…
行きついた先にあったものは…単純に新鮮な魚・肉・野菜をシンプルに焼く・炒めること。
新鮮さ、旬の持つ力は偉大です。

休日に余力がある時は、作り置きおかずを作るのではなく、せっせと季節の手仕事やシンプルな調理に使えるちょっとしたソースやタレを作りました。2月に久々に帰ってきた、1DAYベジタリアン改め「体をととのえる食事」クラスでご紹介するにらダレもその1つです。

パワーの源となる「にらダレ」…あの怒涛の毎日の中で、この存在にどんなに助けられたことか。

2022年1月13日木曜日

この2年で実感した食

コロナ禍に入り、会社員として働いた2年間、日々の食に対するスタンスががらりと変わりました。

新しい仕事に慣れること、コロナへの恐怖…頭がいっぱいで、元気でいるための必要最低限の食材を、単純に調理する毎日でした。

新しいレシピへの挑戦やアイデアなど1ミリも浮かばず、肉魚豆とお野菜をシンプルに焼く・煮る・炒めるの繰り返し…料理講師の過去は何処!?

こんな自分の毎日を肯定してくれたのがこの一冊。

土井善晴先生は少し前から一汁一菜を提唱されています。
ごはんをしっかりよそって、そこに旬の野菜や大豆製品のお汁やお香を添える。
最低限のシンプルさで構成された食事こそ、本来の日本の食のあり方…というような内容に救われました。


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