2014年7月31日木曜日

原点

 小学校に上がる前だったと思います。この本を祖母からプレゼントされました。子供にとってはもちろん、大人が開いても楽しめる、遊び心がいっぱい詰まったおとぎの国の料理本といった趣きです。
 レシピもちゃんと載っていて、小学校に上がった頃、これを見て何度か料理に挑戦していきました。思えば、これが私の「料理」への第一歩をくれた、大切な本だったような気がします。
今ではどこかのカフェで普通に出てきそうなオープンサンドも、当時の私には未知の国の食べ物。パイナップル+チーズのトーストは当時何度も作りましたが、家には柔らかい食パンしかなく、パインの水気でパンが焼ける前にベチャッとなってしまい、残念な結果続きだった事を思い出しました。

2014年7月29日火曜日

マテ茶

ワールドカップの影響か、異常な暑さにラテンの陽気さを取り入れたいという願望か、TVで南米の食文化が紹介されるのを、最近多く目にします。マテ茶もその一つ。

調べると「日本マテ茶協会」なるものも存在しており、詳しくマテ茶を知ることができます。未体験ものに興味深々の私は、カルディーで「黒マテチャイ」というティーバックで淹れるタイプのものを買いました。

カフェインは紅茶よりも少ないらしいのですが、独特の渋みがあって、調合されているスパイスとの相性もよく美味しくいただけました。

基本的に夏でも常温以下の飲み物はいただかないのですが、夏はスパイスやハーブがブレンドされていたり、コーン茶など変わり種の遊びのお茶も利用して、上手く体から熱を逃してやれるよう心がけています。

2014年7月27日日曜日

夏のエナジーフード

いや~お暑い日々が続きますね。夏の昼ごはんは、お弁当でもそうでなくても、おむすびが圧倒的に多く、次いで先日ご紹介したカレーやチャーハンが多いです。暑いのにお米のかたまり!?がよく喉を通るね、と言われたことがあります。

朝のうちに炊きたてのご飯をギュっとむすんでおくと、昼ごろ塩がなじんで冷ごはんが美味しくなっています。温にしろ冷にしろ、ごはんをただ食べるより、断然おむすびは夏に食べやすい食べ物だと思うのですが・・・いかがですか?

少し小さめにむすんで、3個。いつもは炊きたてに梅酢を回しかけ、手塩をつけて結びます。梅酢は傷み防止だけでなく、お米が締まって食べた時のお米の感触に弾力があって、より美味しさ感じるような気がします。

昨日テレビで小豆島の方は醤油おかかとオリーブオイルを混ぜ込むというのを観て、1個は真似してやってみました。うん、確かに新郷土食に仲間入りする理由がわかります、斬新で美味しいです。

2014年7月23日水曜日

とうもろこしと雑穀のポタージュ

お久しぶりです。ちょっとばかり小休止していました。そうこうしているうちに、梅雨が明け、夏本番!という感じになってまいりましたね。とうもろこしも、ウンと甘くなりました。

たまねぎ・ひえ・きび・削いだ実、芯はよい出汁が出るので一緒にお鍋に入れてコトコト。芯を取り出し、バーミキサーでなめらかに。少しの塩と豆乳で調整しました。

朝から強い日差しです。朝日を浴びてまぶしそうな、ポタージュ。これを飲んで、今日も夏バテしないようがんばりましょう。

2014年7月17日木曜日

夏カレー

 
あり合わせの野菜で10分で作るカレー。これを作れる夏が、今年も来た~!と嬉しくなります。こっくりとした王道カレーではありませんが、好みのスパイスと夏野菜でサラッと食べられるので、食欲のない暑い昼間に大助かり。

今日はたっぷりの玉ねぎ・なす・とうもろこし・かぼちゃで作りました。スパイスは、ターメリック・コリアンダー・クミン。これらは辛みがほとんどないスパイスなので、辛さがほしい時はにカレーパウダーや唐辛子を入れて辛さを調節します。

野菜を炒めて、あればトマトなければトマトジュース、水で煮てスパイスで味を調えます。すこしトロミが欲しければ水溶き葛粉を入れたり、コクの隠し味に味噌やココナッツパウダー又は少しの豆乳を入れたりするとまろやかに。

一期一会、行き当りばったりのカレー。暑くても、これを食べると夏最高!と思えます。

2014年7月15日火曜日

リメイク

久しぶりのお弁当。しかしながら、皆様にお見せするような内容ではなく、お見せしたかったのは下に敷いたハンカチ。左にとうもろこしの図柄が見えますか?この色合いと、図柄がとても気に入っている私。

何を隠そう、うん十年前の若かりし頃の母のブラウスなのです。前や襟に黄ばみが出て、捨てられそうになっていたところを、私に拾われ、黄ばみのない部分を切り取ってハンカチにしました。

お弁当に華がなくとも、包みに華があると救われます。ちなみにメニューは、だし巻き玉子・油揚げの生姜甘醤油焼き・すっぱいたくあん・青しそと漬物のチャーハン。

漬け物は、あのきゅうりのQちゃんを模して作ったお手製。チャーハンに入れてもアクセントになって美味しく、何より具を改めて用意する手間が省けて、忙しい時の味方。お粗末なお弁当ですみません。

○●7月1dayベジタリアン料理「夏野菜~爽やかカフェ風ランチ」●○
夏野菜を違った目線でとらえて、たっぷり使うクラス。今夏の使い道を増やします。
詳細はこちら☆をチェック!

○●8月夏の特別企画ヘルシースイーツ教室●○
夏の実験的オリジナルスイーツ教室。卵・乳製品不使用のヘルシースイーツを習得!
詳細はこちら☆をチェック!

2014年7月13日日曜日

旬魚工房くるみ

旬菜工房くるみでは、基本的に植物性素材のみでお献立を提供しておりますが、私自身の食卓は魚や肉も時折、顔をのぞかせます(普通のご家庭より回数は少ないですが)。

そういう時の、献立の立て方、素材の選び方は野菜と同じく「旬」を大切にしています。春に鯛、初夏の鰹(かつお)、秋の秋刀魚(さんま)、冬の鰤(ぶり)など・・・店頭には旬の国産の新鮮なお魚が並んでいます。

もうそろそろ終わってしまうのですが、実は今「生鮭」が美味しい時です。今年はよく食べました。買ってきたらすぐに、塩麹に漬け、最低3時間くらい寝かせます。オリーブオイルでフライパンで焼くのが定番。

絶対に欠かせないのが、じゃがいもです。鮭を食べる時、じゃがいも料理を添えるのが我が家のルールみたいになっていて、このソテーの時はきまって丸ごと茹でのじゃがいもがお供です。

もし店頭で、新鮮な国産の生鮭を見かけたら、今季食べ収めと思って手に取ってみてくださいね!パン粉焼きや、揚げて南蛮漬けも美味しいですよ。

2014年7月10日木曜日

嵐の日

低気圧に弱い私は、体も少し嵐になります。そんな時は、心も体もリラックスできるようなものを食べるよう心がけています。自分の体と向き合って生きてきて、それが最良の選択とわかりました。

昨晩、塩ゆでにした枝豆の残りを、夜な夜なテレビを観ながらむいておきました。朝、枝豆・残っていたごはん少し・昆布水をミキサーにかけ、塩で味を調えてシンプルなすり流しを作りました。

あぁ美味しい。これで嵐も乗り越えられそう。

2014年7月7日月曜日

しりとり

さいたま市大宮区にある「和菓子司あたらし」の、ずんだ巻。何年か前にも、ブログでご紹介しました。とてもしっとりしたトラ模様のカステラ生地に、ずんだ(枝豆)餡が巻かれている、言わば和風ロールケーキ。

餡の塩味がよいアクセントで、甘い物が苦手な私も、半分くらいなら一気にいけます。それを知っていて、店の近くに住む叔母が時折買ってきてくれるのです。

職人さんの手作りで、1つずつ切り口が違い、餡の量も微妙に異なるので、私は家族の誰よりも先に餡少なめカステラ多めのを探して確保してしまうという・・・子供みたいなことをしています。

ブログの題名、なぜ「しりとり」なのか?幼い頃、家族でしりとりをしていたら、「ず」に当たった母が「ずんだ餅」と言いました。今でこそ、ずんだは知られるようになりましたが、その頃は幻と言ってよく、母は造語ズルっ子扱い。全員一致で「ずんだ餅」は却下、母は敗者となったのです。

後日、東北郷土食として知れ渡ることとなった、ずんだ餅。「ずんだ」という響きを聞くたびに、このエピソードを思い出します。

2014年7月4日金曜日

クラス追加日程と8月スイーツ教室について

実は、7月18・19日開催の「夏野菜~爽やかカフェ風ランチ」が、おかげさまで満席になったため、8月1日(金)追加日程を設けました。7月に日程が合わなかった方も、ぜひご検討ください!
 
さて、8月は夏の特別企画、リピートスイーツ教室です。体に優しい素材を使用し、実験やレクチャーを交えた、くるみオリジナルの教室です!今回はサマータイム設定になっているので、少し早起きをして涼しいうちに有効的な時間づかいをしてみませんか?

*昨年までに行ったクラスを編成したリピートクラスです。内容をご確認の上、お申し込みください。
 
(シトラスとはちみつのプリン)
 
○●夏の特別企画 ヘルシースイーツ教室●○

【内容】
①粉の特性を知る
 塩蒸しパン と チョコマーブル蒸しパン
・・・小麦粉と言っても、強・中・薄力粉…国産と外国産など、シンプルな塩蒸しパンで食べ比べてみましょう。普段はなかなか作れない、マーブル生地の甘い蒸しパンの実習、さまざまなフレーバーへの展開もレクチャー。

②寒天パウダーの不思議を知る

 シトラスとはちみつのプリン ジェリー添え
・・・寒天パウダーを使用し、量の違いによる舌触りと味の変化を、まずはりんごゼリーで体感。その後、寒天づかいをマスターすべく、なめらかな舌触りの夏向きの爽やかなプリンを実習。


③甘みのかけ合わせを知る
 オリジナルマドレーヌ
・・・甜菜糖・メープル・果汁など色々な甘味を各自お好みで調合、相性や自分の好みを探ります。実習は、素朴なマドレーヌ風焼菓子の基本レシピの他、お好みの2種類の甘味のかけ合わせで作る応用にも挑戦。
(昨年の「甘みのかけ合わせ実験」)
 【日時など】
8月8日(金)・10日(日)
9:30~12:30 *時間にご注意ください!


参加費:4000円
定員:6名(2名より催行。お子様の参加可、予約時にご相談ください。)
場所:大宮生活館
東武野田線「北大宮」駅下車徒歩1分。駐車場なし。

さいたま市大宮区土手町3-202-1第2大野ハイツ1F

【申込み方法】
HPの応募フォーム又はinfo@syunsaikoubou-kurumi.jpまで以下の内容でメールをお願いいたします。
①参加希望日②お名前③メールアドレス④電話番号(1番連絡の取りやすい番号)

※お申込み頂いて3日以内に返信するようにいたします。最近、迷惑メールホルダーに振り分けられてしまうケースが見受けられますので、返信がない場合そちらもご確認の上、恐れ入りますが携帯09016919171までご連絡下さい。定員に達し次第、締め切りとさせて頂きますのでご了承ください。

たくさんの方とおいしい時間を過ごせる事を心よりお待ち申し上げております。

2014年7月2日水曜日

仙寿菜

清流、長良川近くに住む方より、大変珍しい野菜をいただきました。仙寿菜、白舞茸、生きくらげ(奥)。特に注目してしまったのが、「仙寿菜(せんじゅさい)」。漢字を見るだけで、なんだかとても体に良さそう。

インターネットで調べると、岐阜県の美濃でしか生産されていない野菜であること。あの栄養価の高い雑穀、アマランサスの茎葉であるという事実を知り、驚きました。

一部「美濃の四季菜」というHPから抜粋します↓

『仙寿菜』とは、野菜用の赤色アマランサスに対して2006年1月に岐阜大学が登録した商標名で、いわゆる、「岐阜大ブランド野菜」です。仙寿菜の特徴的なことは、高栄養価であることに加え、生産普及から流通・販売までを、大学の研究者らがしっかりとサポートしている点にあります。

今夜、炒りたてのごまをたっぷり使って、胡麻和えにしようと思います!本当にいつも、ごちそうさまです。岐阜の恵みをいただけて、私たち家族は幸せ者だね・・・と話しています。

ブログ アーカイブ