2022年5月25日水曜日

梅雨対策

最近ジメッとすると、梅雨の予感がしてきて、少々構え気味の講師くるみです。1年の中で、梅雨は体調をかなり警戒する時期。油断すると、湿気が体内にこもって様々な不調が見え隠れ…

この時期は、手仕事好きには「らっきょう」「きゅうりのピクルス」「梅」の仕込みがてんこ盛り。体調で悩んでいる暇はないのです。不調の沼に落ちないよう、体の気血水が巡るよう意識しています。

とは言っても、難しい事をしている訳ではなく、気血を巡らすパワー食材と旬野菜を体調に合わせ調理するだけ。蒸し暑く、少し食欲が落ちてきたと感じたら、軽めに火をとおす調理や生で食べる野菜料理を1品食卓に入れます。少しのスパイスも上手く使って、食欲を刺激。

5-6月のヘルシーVegeランチクラスで作っている「新たまねぎと黒豆のカレーピクルス」は、梅雨前・中に毎年必ず冷蔵庫に常備している1品。胃腸が調子の悪い時は食べませんが、通常状態ならとっても良い箸休め。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 

2022年5月14日土曜日

ととのえる食

一昨日の料理教室で「体をととのえる」をテーマに4品を作りました。私自身、梅雨になると湿気が体の中に入り込む感覚があり、何となく不調という日があります。時に関節が疼いたり、暴飲暴食をしていないのに胃腸の調子がイマイチだったり…
人それぞれ感じる不快感は違いますが、生徒さんやそのご家族が少しでも快適に過ごせる手助けを「食」の観点からお手伝いできたら良いなと思っております。

本当に体調が悪い時、私は食べません。食べることは、体にとって一大イベントなので、その負担を取り除いてやって、寝ることを第一に考えます。目覚めた時に、お腹が減っている感覚があったら、野菜のすりながしなど消化に良いものを胃に入れてみます。更に食欲を感じたら、お粥や玄米餅などに移行します。

今回のクラスでとりあげた「すりながし」は、ポタージュとは違います。少しの穀物と野菜を昆布だしでコトコト煮込んで、発酵調味料で味を整えてあります。離乳食にも良いですね。体調が悪い時、この「すりながし」は沁みます…


2022年5月2日月曜日

郷土食へ思いをはせて

郷土食を知るのが、仕事を兼ねた趣味です。そこから、現在やっている手仕事クラスのメニューが生まれたり、今後も後世に繋げていきたいと思う料理のレシピができたりします。

農文協から出版されている「聞き書〇〇の食事」シリーズはとても古い本です。自分が実際に旅で訪れた際、出会った食材や郷土食がきっかけとなり、その都道府県を古本で購入しています。

昔、農作業中や農閑期に食べられていたもの、ハレとケの食事など…すべて聞き取りにより書籍化しているので、わかりづらい部分もありますが非常に貴重な資料です。

写真の長野は、私の曾祖父母の故郷であり、近年よく訪れている場所。自分のDNAにも、この味の片鱗が組み込まれているのかと思うと、勝手に懐かしい思いにひたりながら、寝る前に1節だけ読んだりしております。 

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