2011年11月27日日曜日

京都~おみやげ~


唯一買ってきた甘いもん「京おぼろ」。白味噌餡が薄い麩焼きでサンドされている、繊細なお菓子。本当はもう少し厚い麩焼き煎餅をアレンジした和菓子です。

「麩焼き」の原料はもち米。関東が堅い醤油煎餅なら、関西はこの麩焼きがポピュラーな煎餅だそうで、千利休がお茶のお菓子として用いていたと聞きました。その頃は、今のように甘いお菓子でなく、こんな素朴な菓子でもてなしていたのかと驚かされました。

京都に行く前から、今回はこの麩焼きにちなんだピンとくるお菓子があれば買いたいと思っていました。そして出会ったのがコレ。原料は白小豆、米餡、白味噌、餅米、砂糖といたってシンプル。

薄くサンドされている白味噌餡の甘みがとても品が良く、餡の水分でしっとりとした麩焼きが口の中でスッと溶けます。まさに「はんなり」なお菓子。淡く、切ないお菓子です。

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