2009年6月2日火曜日

豆腐の味噌漬け

四季豊かな日本では、本当に季節によって食べたいものが変わるな・・・とベジタリアン傾向の強い生活になってから特に実感するようになりました。
冬は体を温め、夏は体から熱を逃がす食材。春は体を目覚めさせ、秋は寒さに耐えられる体を作る食材。自然とそういったものを手に取ってしまいます。

お豆腐は1年中食べる食材ですが、冬は湯豆腐やとろみをつけたお料理に。夏は薬味をのせた奴っこやスパイスを効かせた炒め物にと多種多様の食べ方。江戸時代に出版された「豆腐百珍」という書物の現代語訳版を持っているのですが、江戸時代の人々も夏には涼しくなるような演出を、冬は体の芯まで温まるお料理を・・・といかにして美味しく食べようかと試行錯誤していて、なんだか今も昔も変わらず微笑ましく思います。

そんな中、豆腐の味噌漬けの項を見て、久しぶりに作りたくなりました。水切り豆腐をガーゼで包んで、味噌を塗っておくだけなのですが、なかなか億劫に感じてしまい普段あまり作りません。
でも食べてみて、「この味は買えない」と思うと、また頑張って仕込もうかな?と思った私です。

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